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フランクフルト郊外のスタジオ


 「AERA STYLE MAGAZINE」(9月23日発売)の取材撮影のため、ドイツ・フランクフルトへ2泊4日の弾丸ツアー。滞在45時間。中心部から少し離れた貸スタジオでの撮影である。ベルリンから2名、東京から5名のスタッフが参加した。撮影後のインタビュー対応は誠実この上なく、ひとつひとつの質問に対して、正直に、まっすぐに答えていただいた。素敵なアスリートの清々しさと熱さと深さがきちんと伝わる記事にせねば。


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スタジオ内(さて誰でしょう?)



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撮影終了後、スタッフと典型的な地元の料理屋へ
2017-08-15 18:05 この記事だけ表示
NHKの「ひよっこ」に出演している峯田和伸さんにインタビュー。昨年BSプレミアムで放送された「奇跡の人」全8話での演技が素晴らしく、あれこれうかがう。俳優が真似できぬ「素の狂気」がなんといっても魅力的で、この人を使いたいと思う監督は少なくないんだろうな、と思う。

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峯田さんの一言。
「セオリーやメソッドがない分、上手くやろう、じゃなくて、覚えたセリフを嘘なく自分が言っているように投げかける。それだけを心がけていました」
(「週刊現代」2017.8.19/26合併号 写真/山田健司氏)
2017-08-07 17:38 この記事だけ表示
 昨日発売の「AERA」で立川志の輔さんの「現代の肖像」。師匠の落語を何十本も拝聴し、どっぷりと志の輔ワールドに浸った至福の数ヶ月。地元富山でも聴きました。それにしても師匠は忙しい。


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立川志の輔さんの一言
「照明がきらきら変わるわけでも、音楽がジャーンと鳴るわけでも、人が突然現れるわけでもない。一切何も変わらないところで、お客さんは僕の後ろに長屋を見たり、お城を見たりする。そのためにも、お客さんに最高の空間をつくってあげたいという思いが僕にはあるんです」
(「AERA」2017.6.26日号 写真/門間新弥氏)
2017-06-20 17:31 この記事だけ表示
 北海道・釧路でイッセー尾形さんにインタビュー。1998年以来、実に20年ぶりのインタビューということになる。今回もすでに一度東京で取材し、埼玉のロケ地を訪ねてはいたが、夏目漱石の小説に材をとった「妄ソーセキ劇場」の一人芝居を見るために釧路入り。芝居は1時間50分が短く感じるほど濃密で、イッセーさんが造形するすべての人物に魅せられた。イッセーさんは私の高校の5期上の先輩でもある。かぶってはいないが、「なまけの森」という共通ワードがその口から出てきたときは嬉しかった。
 釧路初の夜は、ここではない、あそこではないとひたすら歩き回って店定めをし、最終的に近くの酒屋さんで訊いて勧められた炉端焼きの「番小屋」へ。ここは、つくるのも運ぶのもすべて女性。あばちゃんたちがかいがいしく働く気持ちいい店。名物ツブ貝をはじめ、どれも素朴で旨かった。翌日の搭乗前の早い夕食は、鮨屋「金太楼」にて。これまた素材を素直に生かした素朴な握りでございました。

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イッセー尾形さんの一言
「60歳で人生ひと回り。いろいろあって、そういうのを信じましたね。何かが終わって、何かが始まる。人間うまいことできていて、ひと回りしても死ぬんじゃなくて、もう少し生かしてもらえる。これが生きている醍醐味だなって思いますね」
(「週刊ポスト」2017.6.19日発売号 写真/江森康之氏)

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途中立ち寄った釧路湿原

2017-06-17 00:00 この記事だけ表示
 故・ちばあきおさんの兄ちばてつやさんにインタビュー。私が最も親しんだ漫画家は、石ノ森章太郎、横山光輝だが、ちばてつやさんの「紫電改のタカ」をはじめ、ちば作品も大好きだった。「あしたのジョー」のパネルの前で。

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ちばてつやさんの一言
「物書きというのは、誰でもそうだけど、苦しいんですよ。自分の描きたいもののレベルになかなか達しないというか、一生懸命工夫するんだけど、なかなか納得するものにたどり着かない。やっぱり、形がないものだから、漫画の表現とか、小説でもそうだけど、正解というのはないんですよ。方程式もないの。でも、締め切りがあるからね、どこかで決断しなきゃいけない。こんなつまらないものを描くなら、落としたほうがいいと思うこともあるんです」
(「グランドジャンプ」2017.6.21 写真/松田嵩範氏)
2017-06-01 17:36 この記事だけ表示
 累計で230万部突破した「BLUE GIANT」の作者石塚真一さんにインタビュー。石塚さんはアメリカの大学で気象学を学び、帰国後、「岳」でデビューした漫画家。「BLUE GIANT」は、音楽の中でもひときわマイナーなジャズをテーマにした漫画にもかかわらず、多くの人に支持されている。石塚さんの真摯な性格がそのまま漫画に乗り移っていて、物語はあくまでも清々しい。

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石塚真一さんの一言

「お相撲さんがよく『一番、一番を』と言うじゃないですか。以前は、なんだ、この決まり文句はと思ってたんですけど、いまはすごいわかります。ああ、お相撲さんは、本当に心の底からそう思って言ってたんだ、って。僕もいま、この1本を描いたら、次にまた1本、ってなっているんです」
(「週刊ポスト」2017.05.22発売号 写真/今津聡子氏)
2017-05-24 12:04 この記事だけ表示
 本日発売の「週刊ポスト」で山田洋次監督のインタビュー。中学時代、「男はつらいよ」が大好きな同級生がいて、寅さんの台詞を真似たりしているのを私は冷ややかに見ていた。映画を見てもまったくぴんとこなかったし、そのすべてが好みではなかった。が、40代半ばを過ぎて改めて見てみると、なぜか面白い。結局、48作すべてを見てしまった。いまでも、再放送があればつい見てしまう。
 85歳の監督は、なおも新作に意欲的だった。「家族はつらいよ2」がまもなく公開。「3」のアイディアもすでにお持ちのよう。

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山田洋次さんの一言
「穏やかなホームドラマなんてくだらないとずっと思っていました。若いときは、誰でもそうだし、そうあるべきじゃないのかな」
(写真/江森康之氏)
2017-05-15 06:00 この記事だけ表示

佐渡裕さんの一言
「知らない世界に行くからこそ不安になり、緊張が襲ってくる。それを楽しんでやろうと腹をくくって乗り越えたとき、あ、俺、できたなとなって、また次に挑戦してやろうと思える。そのプレッシャーに負けて折れてしまう人はいます。そこはスポーツの世界とも共通しているんじゃないでしょうか」
(「週刊ポスト」2017.01写真/初沢亜利氏)

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光石研さんの一言
「光石研、おもしろいじゃないかと言ってくださるんだったら、それに応えたいという思いがあるんです。スケジュールさえ合えば、基本的に仕事は全部受けています。仕事のない時期をもう味わいたくないという思いがありますからね」
(「週刊ポスト」2017.01写真/二石友希氏)

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中澤圭二さんの一言
「それぞれの国で、それぞれの海でとれる魚を手当てし、おいしく食べられるようにすれば、必ずしもみんなが日本から魚をひっぱってこなくてよくなる。日本の魚は守られるし、値段も高くなくなる。江戸前の技法はそれぐらい優れているし、学べばどこでも使えるんです」
(「週刊ポスト」2017.01写真/熊谷晃氏)

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三浦知良さんの一言
「僕にとっては、50だからすごいとか、これまでの実績や得点とかよりも、毎日何ができているか、どういう生活をしているか、どんな気持ちでサッカーを続けているか、情熱をもってトレーニングできているかが大事なんです」
(「週刊文春」2017.02写真/佐貫直哉氏)

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長友佑都さんの一言
「ケガをしたり、ミスをして批判されて、ブーイングされて、メディアでぐちゃぐちゃに叩かれたりして、そこから這い上がっていくストーリーのほうが僕は好きだし、それを見せるのも好きなんですよ」
(「AERA STYLE MAGAZINE」2017.03写真/高木将也氏)

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春風亭一之輔さんの一言
「テクニックよりは気持ちで喋るほうが伝わると思う。言葉に気持ちが乗っているか、乗っていないか。ちゃんと腹から自分の言葉を出せているかが一番大きいと思う」
(「週刊ポスト」2017.03写真/キッチンミノル氏)

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2017-05-01 12:49 この記事だけ表示
森本毅郎さんの一言
「最古参風になるのが嫌なんです。いつまでたっても、貫禄のない、ふらふらしているオヤジでいるほうが性に合っている。大御所になる気はさらさらないんです」
(「週刊ポスト」2016.07写真/初沢亜利氏)
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笑福亭鶴光さんの一言
「失敗すれば、なんで滑ったかを自分で考えるでしょ。そしたら、また進歩しまんねん。失敗を怖がって、得意なネタだけしてもしゃあない。英雄になるか、晒し者になるかというお客さんとの真剣勝負が楽しいんです」
(「週刊ポスト」2016.08写真/初沢亜利氏)
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福里真一さんの一言
「そもそもこの世に何の必要もなく生まれてきた商品は存在しないんです。だとすれば、商品と人の暮らしや人生がどう関わるかを考えていくと、その商品が何のために必要なのかがわかってくる。生まれた意味になるべく近いところで表現すると、本質的な、見た人も納得できるCMになるんです」
(「AERA」2016.10写真/鈴木愛子氏)
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小林薫さんの一言
「アングラって言葉はすでに死語だけど、僕にとってみたら、その死語を今もあえて使っているという感覚です。アングラなんて実際に知っている人はいないでしょ。でも、僕の役者としての出発点を考えると、まあ、選ばれて入ったわけじゃないということで、アングラと例えて言うわけです。70年代のゴールデン街を含めて、あの新宿という街の中で演劇をやっていた、どうしようもないアングラ感というのは、やっぱり抜けないんです」

(「週刊ポスト」2016.10写真/初沢亜利氏)
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火野正平さんの一言
「日本という国は、全国どこに行っても被災地だということ。山古志に行こうが、雲仙、神戸、奥尻を走ろうが、どこも被災地なんだ。だから、日本人って強いなあと思う。外国なら略奪、暴動が起きているでしょう。でも、日本人は、我慢して、整然と生きている。たいした民族だなと思う」
(「週刊ポスト」2016.10写真/橋本雅司氏)
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市川海老蔵さんの一言
「いまは上辺だけの幸せが世にあふれているけど、僕はもっと五感を磨くことが本当の幸せにつながるんじゃないかと思っているんです」
(「AERA STYLE MAGAZINE」2016.11写真/高木将也氏)
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2017-05-01 12:37 この記事だけ表示
「週刊現代」(4月24日発売号)モノクログラビアで糸井重里氏にロングインタビュー。初めての「ほぼ日」訪問に胸躍る。糸井さんがなぜ「ほぼ日」を上場するに至ったのか、などについて触れています。ご一読いただければ幸いです。写真は緒方一貴氏。緒方さんとは篠山紀信さんのアシスタント時代に数ヶ月一緒に仕事をしたことがあり、久しぶりの再会。楽しい取材だった。

糸井重里さんの一言。
「人が喜ぶことをやっていれば、僕らも喜べるようになるというのは、一見理想論みたいだけど、実際にそうなんです。だから、そこは貫いていきたい」




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2017-04-30 06:03 この記事だけ表示
 四ッ谷「すし匠」の親方、中澤圭二さんがハワイ・オアフ島に新たに店を開くことになり、今日発売の「週刊現代」のカラーグラビアで書かせていただいた。中澤さんが板場に立つのは年内までで、四ッ谷の店は後進に任せる。私が最初にうかがったのは、2001年4月16日で、ニュージーランド取材の打ち上げと称して、編集者に連れていっていただいたのが最初だった。その日の感動から足かけ15年通ったことになる。ここぞというときに、大切な人と行く、季節が味わえる貴重なお店だった。


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(写真は古市和義氏)

 詳細は、「週刊現代」をご覧いただければと思うが、中澤さんがめざすのは、「現地の魚を使って江戸前鮨を握ること」だ。「江戸前鮨」とは、言うまでもなく酢や塩、煮きりや煮つめを使って、ネタとシャリの旨味を最大に引き出す技法である。ハワイ沖を江戸湾に見立てモイなど南国の魚を処理しようという「冒険」だ。現地に何回も足を運び、どう現地の魚を旨くするかを模索している。西海岸からもひっぱるらしい。海外の高級鮨店の多くは築地から入れているが、これがいま、鮨ネタの高騰を招いている。ウニやアワビなど、何倍にも跳ね上がっている食材が出てきているのだ。乾物もやばいらしい。先日、農水省が海外の日本食レストランの数を発表したが、それによれば2013年1月から2015年7月の2年半の間に1.6倍に増えているのだという。上がるわけである。魚の地産地消を進める中澤さんをしばらく追い続けたいと思っている。