グアム自主トレ最終日[campionamento]

 朝6時にカズのレジデンスへ。トレーニングに向かう前、カズは昨日までと同じ所作を愚直なまでに繰り返す。バランスボールに乗り、膝をケアし、足首のストレッチを行い、ゴムで負荷をかけた足を動かす運動を儀式のようにこなしていく。口にしたのはバナナだけ。部屋に置かれたiPodからは、昔の歌謡曲が流れ続けている。昨日も書いたけれど、毎日こんなことをひたすら繰り返しているからこそ、まもなく40歳にならんとする体はキープされているのだと改めて思う。さぼろうとか、休もうとか、ズルしようとか、そういう気持ちがカズの中にはまったく芽生えないのだろう。いつかカズが言っていた「結局は、自分に返ってくるし、自分しかないんです」という言葉を改めて思い出す。練習を、日課を落とせば、そのツケは必ずや自分に返ってくるということをカズは身をもって知っているのだ。朝日が昇る中、20分のランニングを終えると、続いて、軽いリフティング、ボールを使っての反転練習、ステップを踏んでポールを左右にかわして進むサーキットトレーニングへと入っていく(写真がないのはDVDを回しているため)。すべてが横浜FCの喜熨斗コーチの練習メニューで、回数、時間とも実に細かく決められている。サーキットトレーニングを一種目やっては、軽いストレッチという繰り返し。朝いちで行う練習にしてはかなりのハードなものだが、これがグアムでの最終練習とあって、一気に追い込んでいく。こうして朝8時前、グアム・レオパレスリゾートでのすべての練習を消化し、スタッフ全員で記念写真を撮り、10日間にわたる自主トレが終了した。

  成田空港で、カズチームの面々は解散。皆10日間の心地よい疲れと充実感を持って、自宅へと帰っていった。私はカズの運転するクルマに同乗し、成田から都内へ。車内で自主トレの感想などを聞かせてもらう。グアムの話だけでなく、これまでの自身の歩みを振り返るような話も問わず語りに出てくる。たとえば、88年のキンゼ・デ・ジャウーでの1年がプロサッカー選手としての大きな転換点となったこと、99年のクロアチアでまた別のギヤが入ったことなどなど。西麻布でカズと別れ、私はそのまま、近所の極々庶民的なお鮨屋さんへと向かう。最近は雑誌にも決して紹介されることのないような、このドメな感じの地元鮨がすっかり気に入っている。そりゃ味は多少有名店よりは落ちるものの、極めてリーズナブルだし。

 

コメント

久々のリアルタイム更新、楽しく拝読しております。
カズ兄の写真も素敵なものばかりです。
DVD?も楽しみにしております。

もうすぐ帰国の途でしょうか。どうぞお気をつけて。
おはぎ
(2007-01-15 09:23)
今頃どうかと思いますが、”明けましておめでとうございます。”今年も一志さんの本や雑誌の記事そしてブログを楽しみにしています。秋には横浜FCのJ1での活躍とセレッソ大阪のJ1昇格を喜びたいものです。どうぞお体を大切になさって下さい。
千葉敏之 
(2007-01-15 11:13)
  あけましておめでとうございます。カズさんのレポート楽しく拝見いたしました。
また神戸にいらした時はお立ち寄りください。
竹尾
(2007-01-15 21:17)