最後の最後にAVISでトラブル発生[campionamento]

今回のヨーロッパ内の総走行距離はなんと4200キロ。私の今年の「環境マイレージ」はこれによって使い果たしてしまった感じすらする。とにかく実によく耐えてくれたなあ、と思いつつ、ミラノ・マルペンサ空港のAVISの駐車場にオペルを滑り込ませると何やら白煙が上がっている。まさか、と思い降りてみると、煙は私のつかの間の愛車のマフラーから出ている。AVISの人々もすっとんできて、「煙は初めてか」と訊くので「もちちろん、いま初めて」と返す。さらに「このクルマはディーゼルだけど、ガソリンを入れ間違えたのではないか」と責められるが、私はガソリンスタンドでしつこいほど確認して入れているので間違えるわけがない。それでも先方は「メカニックに見てもらえば間違えたかどうかはわかるから」とほざいている。さらには、感じの悪い女の係員はクルマの傷を丹念に調べ出している。走行中に小石ぐらいは飛んだかもしれないけれど、どこにもぶつけてないので恐れることもない。私は、本当にギリギリまで頑張ってくれたこのオペル君の根性に感謝しつつも、疑惑の目で見続けるAVISの人々に怒りを覚えていた。「メカニックがガソリンをチェックするから」と帰り際にも念押しされる。まったく感じ悪いな。走行距離が多かったのは事実だけど、そっちの整備にも問題があるんじゃないの、と愚痴りたくなる。実は、これまでもAVISとはあまり相性がよくなくて、モナコの近くでマフラーが落ちてひどい目に遭ったり、電動ガラスがしまらなくなって雨にさらされたりと他のレンタカー会社では味わったことのないようなことが何回か起きていたのである。そして、今回は私が悪者である。畜生とほざきながら、重い荷物をガラガラと引きながら空港内に戻ろうとしたとき、はっと思いついた。そうだ、最後に満タンにしたときの領収書があるのではないか、あれには、入れたガソリン名が書いてあるのではないか、と。私は恐る恐る財布から領収書を取り出した。というのも、係員から「ガソリン間違えたでしょ」と散々言われ、少し自信が揺らいでもいたのだ。そして取り出した領収書には…はっきりと「Diesel」と書いてあったのである。私は思わずその係員の顔にその領収書をつきつけていた。半ばガソリン間違いを確信していた係員たちは少々がっかりしたような顔をして、事実を認めざるを得なかった。女の係員なんてまさかという感じですっとんで来て領収書を見ていたからな。それにしても、もし、クルマが何キロか手前で止まってしまってたらどうなっていたのだろう。果たして飛行機に間に合ったかどうかも怪しい。本当に紙一重の結末でした。

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