北京から[campionamento]
 北京3日目。昨日は、小澤征爾さんが育った北京の家を訪ね、その後、ホテルでインタビューをさせていただいた。まとまってお話をうかがうのは数年ぶり。しかも、今回は、思いのほか時間を割いてもらい、相当の時間を頂戴した(たぶん正面切ってのインタビューではこれまでで一番長い)。家の話である。よくまあこれだけの引っ越し先を諳んじていらっしゃるなというぐらい小澤さんはこれまで転居を繰り返してきた。例のマルセイユから2ヶ月かけてパリに入ったあとも、海外を転々としてきたわけだが、幼少の頃から10代にかけての転居歴もすごいのだ。そのひとつは、高校時代に東京農大の教室の中で暮らしていたことである。どういう経緯で住めるようになったのかはいまとなってはわからないが、とにかくあいている教室に一家で移り住み、トイレも風呂もない中で数ヶ月以上暮らしていたのだという。今回のインタビューでは、これまでとは質問の角度が違ったせいか、いままでどこにも出ていない、お初の話をたくさんうかがえた。あまりにも面白かったので、小澤さんの次の予定時間が来ているにも関わらず、「最後の質問にしますが」を3回も続けてしまった。それぐらいエピソードが尽きなかったのだ。夜、市内のレストランでパーティに参加、その後、関係者、通訳者らとおしゃれなバーで少し飲む。本日は、敬愛するチェロ奏者とヴィオラ奏者と市内でお茶をし、午後小澤さんの記者会見に出席した。主役の小澤さん、会場に入るのになんと係員から足止めされたらしい。ちゃんとパスも持っていたのに…(書き出すときりがないから書かないけれど、わずか3日の間に私はもう何回も似たような場面にここ北京では直面している)。いったんホテルに戻り、本稿ならびに昨日のインタビューデータを起こす作業。そして、まもなくコンサートの本番である。

コメント

偉人には、偉人にふさわしいエピソードがあるものなんですね。


東京農大にすめるなんて!?
(2009-04-17 13:39)
だんだん暑くなって来ましたね、健康に気をつけて頑張ってください。応援しています^^
(2009-04-18 07:46)
こんにちわ。
北京っていろいろ大変なんですね。
これからも楽しみにしてます!
(2009-04-22 16:54)
いろんなところへ移転してるんですね。

おもしろい話を聞けましたね。
(2009-04-23 08:13)