高知〜香港へ[campionamento]
 入稿作業があるにもかかわらず、ですが、気分転換に近況を。
 週末、奥田政行シェフの高知での出張料理に同行する。地方再生のための一助として、奥田さんはこの手の仕事をときどき引き受ける。今回は、高知の食材を使って、奥田流イタリアンを120人もの客に出すことになっている。定員は80名だったが、応募者が殺到したため急遽増やしたのだ。初日の朝、市内の日曜市を歩く。
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 これまでいろいろな市場に行ったけれど、この都市の規模でこの延長、充実度は見たことがない。食材の種類も豊富。その後、高知パレスホテルの吉村社長や田中シェフの導きで、応援に来たヒロチェントロの大島シェフらとともに高知県内の養鶏場、自然農園、トマトハウス、文旦農家などを駆け足でまわる。ものすごい移動距離だ。
 翌日、昨日入手した食材がどう料理へと姿を変えるかを取材しつつ、部屋で原稿を書く。夕方から厨房の片隅で、120人という人数に対して料理はどう作られ、出されていくかをつぶさに観察する。もちろん、ご相伴させていただく。相変わらずの緩急ある料理だが、高知の食材がまたシェフを刺激しているのがよくわかる。瞬時に思いついたひらめき料理も中には含まれる。奥田さんの即興演奏に厨房は混乱しつつも、無事11品出し終わる。120人相手の即興演奏は狂気としか言いようがない。
 翌早朝、暗いうちにホテルを出て、羽田へ。いったん帰宅し、原稿を書き、午後、今度は成田へと向かう。機内で「おくりびと」を観る。隣に座る日本語のできる香港の女の子が要所要所で涙をすするのを耳にしつつ、私はぐっとこらえる。出ている役者が全員いい。役者がはまっていると安心して物語に引き込まれていける。深夜、香港に着き、まずはタクシー運転手に料金の交渉。香港に来たのはたぶん10年ぶりぐらいで、タクシーのシステムがどんなだったかは忘れていたが、乗る前に値段を確認しておくにこしたことはない。結局、メーターより安い料金ですむ(というか値切る)。
 翌午前から午後にかけて、ホテルの部屋で原稿を書き、なんとか入稿する。夕方、ホテル内で現在香港リーグに所属する岡野雅行選手の取材。そうか、岡野選手ももう36歳かと思いながら、話を聞く。抜群に面白い。このシーズンオフ、Jリーグがいかに不況の波をかぶり、選手たちにその余波が来ていたかを改めて知る。佐藤由紀彦、加藤望、山田卓也、岡野雅行とインタビューしてきたが、これで終了。果たして400字25枚という枠の中に彼らの膨大かつ濃い言葉がうまく収まるかどうか。結果は、3月19日発売の「Number」で。「週刊朝日」の短期連載も始まりました。併せてよろしくお願いします。本日は、これから夕方の便で東京に戻り、明日は、早朝から庄内へ。
この小さなパソコンが生命線。
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コメント

行っていない県=高知。
なぜか残ってしまっています。
勤務先の創業者出身地であるにも関わらず。(笑)
イッシさんの文章を読んで、これは今年こそは、
足を踏み入れよう!と思いました。
そして・・・
岡野さん、どうしてるかなと思っていました。
埼スタによく行っていた頃がなつかしいです。
そうかあ、話も面白いのですね。
何だか、ほっとするというか、うれしくなります。
「よかったー」という気持ちでいっぱいです。
発売を楽しみにしています。
取材を受けた選手達も、さぞやうれしかったことと
思います。
mayumayu
(2009-03-06 02:46)
mayumayu様
高知パレスホテルでは、辰巳芳子さんのスープ教室みたいなのも開かれているので、そこに合わせていくのも一興かと思います。また、このホテル、朝食バイキングが抜群に旨いです。あとは、とにかく、日曜朝市は必見。驚きです。
岡野選手とは岡野選手の住むマンション近くのホテル内で会いました。笑い転げる話多数ありました。すべてを雑誌で書ききれないのが残念。97年のジョホールバルから早12年も過ぎたということが信じられません。 一志
issi
(2009-03-09 16:55)
香港リーグにいるんですね!
Jリーグの立役者が。。涙

原稿、すっごく楽しみですw
(2009-03-11 14:25)
初めまして〜\(^^)/

ブログの更新いつも楽しみにしてます。
これからも頑張ってくださぁい〜(^▽^)
(2009-03-14 12:52)
激しい移動ですが、お体に気をつけて下さい。
(2009-03-18 22:03)