北海道・釧路でイッセー尾形さんにインタビュー。1998年以来、実に20年ぶりのインタビューということになる。今回もすでに一度東京で取材し、埼玉のロケ地を訪ねてはいたが、夏目漱石の小説に材をとった「妄ソーセキ劇場」の一人芝居を見るために釧路入り。芝居は1時間50分が短く感じるほど濃密で、イッセーさんが造形するすべての人物に魅せられた。イッセーさんは私の高校の5期上の先輩でもある。かぶってはいないが、「なまけの森」という共通ワードがその口から出てきたときは嬉しかった。
 釧路初の夜は、ここではない、あそこではないとひたすら歩き回って店定めをし、最終的に近くの酒屋さんで訊いて勧められた炉端焼きの「番小屋」へ。ここは、つくるのも運ぶのもすべて女性。あばちゃんたちがかいがいしく働く気持ちいい店。名物ツブ貝をはじめ、どれも素朴で旨かった。翌日の搭乗前の早い夕食は、鮨屋「金太楼」にて。これまた素材を素直に生かした素朴な握りでございました。

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イッセー尾形さんの一言
「60歳で人生ひと回り。いろいろあって、そういうのを信じましたね。何かが終わって、何かが始まる。人間うまいことできていて、ひと回りしても死ぬんじゃなくて、もう少し生かしてもらえる。これが生きている醍醐味だなって思いますね」
(「週刊ポスト」2017.6.19日発売号 写真/江森康之氏)

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途中立ち寄った釧路湿原

2017-06-17 00:00 この記事だけ表示