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「時効警察はじめました」に熊本課長役で出演する劇作家であり演出家、そして俳優でもある岩松了さんにインタビュー。
ロケ地は、こんな場所で撮影するのか、という驚きの一大工業地帯内の古いビル。こういう昭和の香り漂う重厚な建築物は消えつつあるんだなあ、と改めて思った。
毒とやさしさをほどよく差し込んでくる岩松さんの言葉と声にしばししびれた。


岩松了さんの一言。
「世の中、どれだけウソがまかり通っているか、人は何で動かされているのか、人のいかさまぶりがいかほどか、といった仕組みがわかっているのが演出家。そういう意味で自分はそれに近づいてきている気がする」
(「週刊ポスト」2019.10.21発売号 写真/矢西誠二氏)
2019-10-20 14:59 この記事だけ表示

3年前の夏、20時間近いインタビューを集中的に行って一冊の本にまとめた。その後もちょいちょいライブにお邪魔し、ご挨拶はしていたが、一昨日、3年ぶりに長いインタビューをさせていただいた。今回は乃木坂ではなく市ヶ谷で。変わらぬ先鋭的ファッション、飾らぬ言葉、何より正直な36歳。またしばしおつきあいいただくことに。


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2019-10-11 13:09 この記事だけ表示

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明日発売の「dancyu」は「発酵特集」。さまざまな角度から発酵と食に光をあてている。読み応えあります。
私が書かせてもらったのは、「遠野のどぶろく」(タイトルは「大地がスターター。」)。取材先にはいくつものテーマが散らばり隠されていて、うまくまとめ切れなかった感あり。どぶろくというよりも、どぶろくを造る佐々木要太郎さんという人物に魅せられ引っ張られたせいか。
2019-10-04 17:22 この記事だけ表示



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                 無農薬無肥料の田んぼ。発酵への助走だ。




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はぜかけされた稲。天日干しというひと手間。



岩手県遠野へ。「どぶろく」と「発酵」の取材。秋田「新政」(NEXT5)、山形「アルケッチァーノ」と、東北地方の取材は、いつも衝撃をもたらしてくれる。今回は1981年生まれの開拓者。東北に限らずとも、「風の森」をはじめ、志高き人々に会うとこちらの背筋も自ずと伸びる。5時間を超えるインタビューは刺激の連続だった。きちんと結実させねば。


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無農薬畑の上空にはトンボの群れが。農薬という狂気を学ぶ旅でもあった。
2019-09-14 16:39 この記事だけ表示
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 大阪から奈良に入り、油長酒造で山本嘉彦社長にインタビュー。愛飲している「風の森」ブランドの酒蔵で、3年ぶりの訪問だ。「風の森」はほぼすべてが無濾過生無加水の生酒という稀有な酒蔵。今年でちょうど創業300年を迎えた。「風の森」の特徴は、生のフレッシュ感とマイルドながら旨味もしっかり
と伝わってくる底力である(一昔前にはなかったが、最近は他の蔵でもこのラインのものが出てきている)。とにかく、生、無濾過、無加水だけを20年間にわたってひたすら追究してきたという点で唯一無二の蔵といっていい。山本さんの言葉の端々からは、日本清酒発祥の地、奈良に自分たちは立っているのだ、という気概がにじみ出る。


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「大和蒸溜所」の外観             

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                       ジンの蒸溜機

 3年前にお邪魔したときと大きく変わった点は、日本酒に加え、「クラフトジン」の製造を「大和蒸溜所」で始めたこと。
「奈良は大陸から一番最初に薬草が入ってきた場所。うちから歩いて3分ぐらいのところに県立の薬草園があるんです。ジンももともとオランダで薬としてつくられたお酒なんですね。ジュニパーベリーを溶かし込んで。私たちは、これに大和当帰と大和橘という2種類のボタニカルを入れてつくった」
 昨年秋に発売すると同時にこの「風の森」発信の「橘花ジン」は爆発的に売れ、現在欠品中。「風の森」も「大和蒸溜所」のジンも、ともに、奈良大和に根ざした風土の酒である。
2019-09-04 17:18 この記事だけ表示