恒例のイタリア映画祭で「至宝」を見る。イタリアの大手食品会社「パルマラット」が破産するまでを描いた作品。「インサイド・ジョブ」とはなはだ重なるところがあり、「妖怪マネー」について再び考えさせられた。が、場内は結構高齢者が多く、始まって20分ほどで居眠りする人がちらほら。そこまでつまらなくないと思うのだが、きっと、こんな休みの日に大企業の不正経理の映画なんて見たくなかったのだ。
そのまま乃木坂に向かいミッドタウンのサントリー美術館へ。こちらのタイトルもまた、偶然にも「毛利家の至宝」。掛け軸、茶碗、馬具など多数。一番面白かったのは、現在のミッドタウンがかつて毛利家の広大な屋敷で、そのまわりに藩士たちの長屋やら共同浴場やらがあってひとつの街を形成していたということ。屋敷の周りには檜が植えられていて、檜町公園の名もおそらくそこから来ている。だから、安藤先生設計の21_21の背景に檜があったのは正しかったのだ。随分前に否定的なことを書いたけれど、その点は訂正。
夜、笹塚の居酒屋で高校の同級生ゼンタ、20代の若者らと飲む。ゼンタは、私の友だちでは珍しく理系人間(いま改めて物理学の博士課程を履修中)。文系にはない視点と物言いが面白く、刺激的である。結局7時間も飲み続けた。連休中の束の間の休日。
というブログを書いたのもいまや昔。どんどん月日が流れていく。
昨日は、政治評論家の三宅久之さんに2時間半のインタビュー。田中角栄にまつわる話など珠玉のエピソード満載。しかし、これが引退を決意された三宅さんのすべてのインタビューの掉尾なのだという。残念だ。夜、その三宅さんの大ファンだという歌手と恵比寿betteiで久しぶりに飲む。
追記 そういえば、連休明けに慶事あり。これまで離婚届には2回サインをしたことがあるけれど、婚姻届けに名前を書くのはこれが初めて。しかも、出会ってから35年になる友の。末永くお幸せに。
そのまま乃木坂に向かいミッドタウンのサントリー美術館へ。こちらのタイトルもまた、偶然にも「毛利家の至宝」。掛け軸、茶碗、馬具など多数。一番面白かったのは、現在のミッドタウンがかつて毛利家の広大な屋敷で、そのまわりに藩士たちの長屋やら共同浴場やらがあってひとつの街を形成していたということ。屋敷の周りには檜が植えられていて、檜町公園の名もおそらくそこから来ている。だから、安藤先生設計の21_21の背景に檜があったのは正しかったのだ。随分前に否定的なことを書いたけれど、その点は訂正。
夜、笹塚の居酒屋で高校の同級生ゼンタ、20代の若者らと飲む。ゼンタは、私の友だちでは珍しく理系人間(いま改めて物理学の博士課程を履修中)。文系にはない視点と物言いが面白く、刺激的である。結局7時間も飲み続けた。連休中の束の間の休日。
というブログを書いたのもいまや昔。どんどん月日が流れていく。
昨日は、政治評論家の三宅久之さんに2時間半のインタビュー。田中角栄にまつわる話など珠玉のエピソード満載。しかし、これが引退を決意された三宅さんのすべてのインタビューの掉尾なのだという。残念だ。夜、その三宅さんの大ファンだという歌手と恵比寿betteiで久しぶりに飲む。
追記 そういえば、連休明けに慶事あり。これまで離婚届には2回サインをしたことがあるけれど、婚姻届けに名前を書くのはこれが初めて。しかも、出会ってから35年になる友の。末永くお幸せに。
2012-05-15 11:21 この記事だけ表示
いま出ている「新潮45」の対談2本が面白い。ひとつは、濱野智史×古市憲寿の「テクノロジーへの希望と絶望」。ひとつは、藻谷浩介×宇都宮浄人の「コンパクトシティと鉄道が日本の切り札だ」。2つの角度からの日本論。ただ、前者のシメが短絡的に「技術至上主義と原発とアメリカ」礼賛で結ばれていることには首肯し難し(紙数の関係かもしれないけれど)。一方、「鉄道復権」を軸に語られる都市論は現実的で示唆に富んでいる。その中で、岐阜市の路面電車の話が出てくる。人口40万の都市が都市化型鉄道を捨て、クルマ優先の街に変えようとして大失敗した例である。社会負担、インフラ整備等のことを考えれば、路面電車の方がずっとこの街には適していたのだ。しかも、さしたる裏付けもなく路面電車廃止をかたくなに主張した商店街の幹部は、もちろん失敗の責任などとらない。藻谷さんは、「彼に限らないのですが、ものをよく考えていない人は、事実が思い込みと違っても、特に反省はないようですね」と断罪する。しかし、残念ながらこの国では「ものをよく考えていない」おじさんたちの声は不用意に大きく、影響力を持っていたりするわけである。
本日、6月29日刊行予定の『幸福な食堂車』(こういうタイトルになりました)の初校が送られてきた。「ものを考えて考えて考え抜く」デザイナーの話であります。最後の仕上げに入ります。

本日、6月29日刊行予定の『幸福な食堂車』(こういうタイトルになりました)の初校が送られてきた。「ものを考えて考えて考え抜く」デザイナーの話であります。最後の仕上げに入ります。
2012-05-02 14:34 この記事だけ表示
「inside job」を見る。怒りとともに、深い深い絶望感。
週末は、岩手県大槌町へ。ちょうど1年ぶりの訪問。街から瓦礫は撤去されていたけれど、海辺はほとんど更地のままだった。宮脇先生の「森の長城」第1号というかテスト版の取材。苗木3000本が植えられた。壮大な計画の第一歩が踏み出されたわけである。
宿泊先の宮古ではもちろん鮨を食べた。「よしずし」。旨かった。このあたりも1メートルぐらい浸水したらしい。編集者のT氏と宮古の街を深夜まで意地汚く彷徨い続ける。
帰りの新幹線でたまたま手にした車内誌の特集は、「山形 畑のちから。」。おーっと思ってページをめくっていたら、びっくりするような記述に出会い、感激してしまう。ああ、ちゃんとしなきゃ、どこで誰が読んでいるかわからないんだぞ、と改めて思ったのでした。
84歳、宮脇先生
瓦礫を飲み込んだマウンドの上に植樹
「よしずし」でつまみに頼んだアワビの塩から
週末は、岩手県大槌町へ。ちょうど1年ぶりの訪問。街から瓦礫は撤去されていたけれど、海辺はほとんど更地のままだった。宮脇先生の「森の長城」第1号というかテスト版の取材。苗木3000本が植えられた。壮大な計画の第一歩が踏み出されたわけである。
宿泊先の宮古ではもちろん鮨を食べた。「よしずし」。旨かった。このあたりも1メートルぐらい浸水したらしい。編集者のT氏と宮古の街を深夜まで意地汚く彷徨い続ける。
帰りの新幹線でたまたま手にした車内誌の特集は、「山形 畑のちから。」。おーっと思ってページをめくっていたら、びっくりするような記述に出会い、感激してしまう。ああ、ちゃんとしなきゃ、どこで誰が読んでいるかわからないんだぞ、と改めて思ったのでした。
2012-05-01 16:36 この記事だけ表示
告知です。
21日発売の「オール讀物」(文藝春秋)で「宮脇昭、八四歳の執念 東北に森の万里の長城を!」を書いてます。津波によって生まれた瓦礫をマウンドに埋め、長さ300キロの巨大な森の防潮堤を築こうという度肝を抜く計画です。ご一読いただければ幸いです。
先生の一念で国も動き出しました。今週末、東北でその一端を覗いて参ります。
21日発売の「オール讀物」(文藝春秋)で「宮脇昭、八四歳の執念 東北に森の万里の長城を!」を書いてます。津波によって生まれた瓦礫をマウンドに埋め、長さ300キロの巨大な森の防潮堤を築こうという度肝を抜く計画です。ご一読いただければ幸いです。
先生の一念で国も動き出しました。今週末、東北でその一端を覗いて参ります。
2012-04-25 14:23 この記事だけ表示
2012-04-11 17:55 この記事だけ表示




